この方法、厳密には節税ではなく、利益や損失の繰り延べであるため、最終的には課税されるものです。
また、両建てという本来であれば不要な取引であるため、税務署からは租税回避行為であると問題視される可能性もあると言われています。
「可能性がある」じゃいまいち分からないので、、実際に税務署に電話して聞いてみました!
furi「(…両建ての説明)。これって租税回避行為として税務署としては問題視することってありますか?」
税務署職員「うーん…。最終的には課税されるものなので、絶対問題になるとは言い切れないですねぇ。
租税回避行為とされるかどうかは、ケースバイケース、現場の担当者の判断にもよると思います…。」
ということで、結局どっちともつかない回答でした(笑
やはり、あまり前例もなく、電話で応対してくれた人もなんともいえないって感じでした。
私の個人的な感想としては、恐らく何千万と稼ぐ人じゃないと問題視はされないのではないかと思います。
なぜなら、この両建てによる利益の繰り延べを問題視するならば、その人の年間の取引履歴をしっかりと確認する必要があるからです。
FXは売り買い両方からエントリー出来ますから、年末の両建てだけを捉えて、「これは租税回避行為だ」っとするのは無理があるのではないかと。
長期用ポジションではロング、短期用ポジションはショートとすることはFXでは良くあることですからね。
つまり、年末の両建てポジションが本当に租税回避行為かどうかを判断するのは、その人の年間の取引状況をつぶさに把握しないと判断できないと思います。
そして、そんな手間をかけて調査されるのはやっぱり沢山稼いでる人かな…と。沢山稼いでる人=税金も多い人ですからね。